先日、僕がお世話になっている経営者の方から 『狼たちへの伝言』という本を紹介されました。
電子書籍版があったので直ぐにポチって1日で読み切りました。
本を読んで僕は衝撃を受けました…
マジでヤバすぎます。
顔面を殴られたかのような、最近の本では味わえない刺激を受けました。
特にこのブログの読者は、留学やワーホリなど海外で挑戦をしようとしている人が多いと思いますので、そんな挑戦する方に必要な考え方・マインドがこの本に詰まっていると思います。
勝負の世界で勝ちたい、男なら読め!と言いたい。
少なくとも、後悔はしないはず。
簡単に本の感想&レビューを踏まえて紹介するので、少しでも興味があればぜひ、手に取って読んでみてください。
本と著者について
この本の著者は、「落合信彦」。
彼はジャーナリスト・小説家で、国際情勢や諜報関係の事情をレポートした作品やそれらを題材とした小説、翻訳、また近年では若者向けの人生指南書を多数執筆しています。
1987年には、アサヒの「スーパードライ」のテレビCMの初代キャラクターに起用され、僕らの親世代なら知っている人もいると思います。
僕(24歳)と同じ世代なら落合陽一さんの父親、と言った方がわかりやすいでしょう。
『狼たちへの伝言』感想とレビュー
この書籍は1988年に出版され、今から36年以上前のものになりますが、内容は色あせていませんでしたし、むしろ今の日本を予言しているかのような内容もありました。
この本からは、今の日本・日本人に足りないマインドや考え方を学ぶことはできると思います。
内容は、かなりゴリゴリのゴリラ。
強者マインドでもしかしたら共感できないかもだけど、少なくとも勝負の世界で勝つ奴、結果を出す人は絶対このマインドを持っていると思います。
少なくとも僕の周りではそう…
最近の日本では「努力しない〇〇」「平等」「草食系」みたいな腑抜けた言葉がトレンドになっていたりするけど、そんな腑抜けは一切出てこない。
すごく男臭く、肉食系で体育会系の考え方ですが「これから挑戦するので、喝を入れてくれ!!」って人には超おすすめできます!
ぶっちゃけ、ほとんどの物事で一番重要になるのはマインドですよ。
スポーツにせよ、英語学習にせよ、ビジネス、人間関係…
「病いは気から」とも言うじゃないですか。
賛否の分かれる本ではありますが、この本を読んだきっかけに「人生変わった!」と言う人がいるほど、「言葉の破壊力」と「刺激」を感じる1冊なのは間違いないです!
以下に印象に残った文章の引用を少しだけ紹介しますので、ぜひ読んでみてください。
印象に残った文章の引用
下記に僕が印象に残った部分を紹介します。
これでも一部ですが、引用部分だけでも読んでみると衝撃を受ける人もいるはず。
考えることも、行動することもできないブタは死ね、といいたい。
いまはオレが生きてきた時代と違って、世の中が閉塞状態にあることはわかる。生きづらいこともわかる。悩んでいる若者も多いようだ。
だからといって、ブタのように生きていていいわけはない。
オレの生き様が読者のそんな悩みに、うまくクロスオーバーし、何かの役に立つなら、どんどんオレは語る!
日本にいるかぎり、そういう社会の不自由さになかなか気がつかない。だから、一度はこの国を自分から捨てる必要があるのだ、とオレはいつも思っている。
その気になれば方法などいくらでもある。金なんかなくてもなんとかなるのは、実際にオレが実践したとおりだ。
覚悟さえあれば、なんとかなるものなのだ。
しかし、勘違いはしてほしくない。
外国は逃げ出す場所じゃない。それだけは覚えていてほしい。
オレは貧乏だったから、数千円もする辞書を、覚えても覚えなくても破り捨てるのは、かなりの覚悟が必要だった。つまり、それくらいに徹底してやった、ということなんだ。
本当いうと、勉強なんてのは〝質〟じゃない。どれだけ本人が、その必要性を認識するかどうか、だ。つまり、意識と覚悟の問題なのだ。
その意味ではケンカと同じ。負けたらそれで終い。残ってるのはミジメな自分でしかない。
それぐらいの覚悟でやれば、だれだって英語ぐらい使えるようになるんだ。
それから、ついでにいっておくが、「しゃべれなくても向こうに行ってしまえば、自然に使えるようになる」なんてのは嘘っぱちだ。
モノごころつくかつかない子供なら、頭がヤワラかいからそういうこともあるだろう。
ひるがえってこの日本に〝愛〟という言葉を口にできる政治家がひとりでもいるだろうか。 緊張感のカケラもない政治状況のなかで、派閥と利権抗争に明け暮れる自民党の老人たち。決して撃ち殺されることなどないという確信のもとに「日本列島ふるさと論」などという気の抜けたビールのようなお題目でお茶を濁し、政治に命を賭けることなどしない政治家たち。そういう連中しか持てないわれわれ日本人はかなり不幸だな、とオレは予感している。
「この世の中には善人も悪人もいない。いるのはエキサイティングな人間か、退屈な人間だけだ」とね。
結局、オレにいわせれば退屈な人間というのは、単なるブタにしかすぎないということだ。とにかく、日本人でも外国人でも、いい女を抱きたかったら、エキサイティングに生きることだ。そうすれば女は自然についてくる。
男が生きていくには勝ち続けなければならない。ケンカでも人生でも同じだ。
男として生きるならば向かっていくしかない。向かっていけば、ケンカもしなければならない。やるんだったら勝て。そういうことなのだ──。
たとえロンドンに飛ばされても、パリに行かされても、そこで生きていける。日本という国から切り離されて、ニューヨークのスラム街で、ゴミをあさっても生きていく。その力をオレは実力だと思う。
いまの日本で、こんなことをやったらどうなるか。順位をつけ、序列化するのは、平等主義に反する、みたいなことをいうブタが多いこの国のことだ。人権問題になりかねない。しかし、本当の競争というのは、そういうものなのだ。なんでも平等に、平等にと、レベルの低い者にあわせる。せっかく優れた才能をもっていても、みがきをかけるチャンスがない。
優れたものは、競争のなかから生まれるものなのだ。
クリエイティビティーは、自由から生まれるのだ。そして、競争のなかから生まれるのだ。 競争がない、自由がない、この教育のゆがみは、社会のいたるところで顔を出してくる。
オレは、若さというのは結局「人生をいかに真剣に生きるか」ということだと考えている。真剣に、真面目に生きていれば、それこそ棺桶にでも入らないかぎり達観などできやしない、ということなのだ。
アメリカに行ってアメリカ人になろうとしたら大間違い。これは国際性でも何でもない。ただの魂を売る売春婦でしかない。大事なのは、向こうへ行って日本人としてどれだけアピールできるかだ。世界の中の日本人、そういう具合に相手と対等にわたり合えるか、なのだ。
男にとって大事なものは目的を持つこと。それに加えて、きちんとした思考を持つ。そうすれば、夢も金も、名前も実力も、女さえも手に入れることができる。
どうでしょうか?
これでも一部の抜粋です。
最後にこの本の目次を下記に紹介します。
1、生きるということは攻めることだ。防御的な人間におもしろいヤツなんていない。
2、悪しき平等社会、ニッポンにいると他人ばかり気になる。しかし、自分の首に値札をぶらさげるような生き方はやめろ!
3、ケネディは雪のニューハンプシャーでキックオフした。ほんとうに死んでもいいという覚悟がなければ、真の政治家にはなれない。
4、負け犬は誰も相手にしない!「負けたけど、よくやった」なんてのは日本人だけのメンタリティーだ。
5、〝愛〟という言葉を口にできる政治家が日本に一人でもいるか? そこにわれわれの不幸の根源がある。
6、テロなんて関係ないとばかりノー天気海外バカンスがブームだが、〝いま〟世界は少しも〝平和〟なんかじゃない。
7、イイ女を抱きたかったら、DCブランドに身を包むよりエキサイティングに生きることだ!
8、外国人はコミックをむさぼり読む人間をインテリとは認知しない。世界を目ざすなら、そのことだけでも知っておけ!
9、女どもに「やさしい男が好き」などといわれてヤニ下がっているヤツは、人生でも必ず負け犬になる。
10、苦しみも悲しみも人生のスパイス、自分自身の二本の足で立つしかない!
11、ローンで身を飾り、ラーメンをすすって外車を乗りまわしたって、男の価値は上がりゃしない。
12、戦争はいつだって老人が始め、若者が犠牲になる!
13、栅の外のブタは死ぬ。死にたくなかったら、血ヘドを吐いて狼になるしかない。
14、大学は就職や出世の手段でなく、真実と正義を追求する場所だということを、もう一度認識してくれ。
15、ダブル・インカム・ノーキッズなんて無能な広告屋がデッチあげたファッションだ! その本質は去勢された男の逃避行為でしかない!
16、〝絶対〟を認めない柔軟な発想から、斬新なアイデアやイノベーションが生まれる! 軽々しく「正義」を口にする連中は信用するな。
17、コスモポリタンを目ざすなら、皮膚の色がもたらす生理的違和感も忘れるな!
18、平和ボケ日本人にはわからない! 犠牲者の悲惨とは別に、国家とは冷酷なものなのだ!!
19、人生はゲーム。酒も、女も、仕事も、真剣に取り組めば男は必ず光る!
20、エコノミック・アニマルで結構。資源のないこの国の安全を守るのは、ビジネスしかない。
21、「さよならだけが人生さ」と言った詩人がいる。だが、出会いのほうがはるかにエキサイティングだ!
22、諜報の本来の役割は、戦争を防ぐことにある。そこを勘違いした日本人の諜報アレルギーは、もう捨てさるべきだ!
23、すべてをさらす勇気、そしてたとえ敗れても、機を見てまたのし上がる、そんな気概。それがサクセスへの王道だ!
24、よく、国際人とは? と聞かれるが、ひとつにスケールの大きさだと考える。もっと言えば、その人間のキャパシティの広さだ。
25、男にとって大事なのは目的を持つこと。それに加えて、きちんとした思考を持つ。そうすれば、夢も金も、名前も実力も、女さえも手に入れることができる。
ね?こんなインパクトのある目次の本見たことないでしょ?笑
この本は全部で3巻あります。
話が続いているわけではないので、まずは1を読んでみて、衝撃を受けた場合は2、3と読んでみてください!
きっとあなたも衝撃を受けるはず。
本を読み終えた後は、マインドと行動力が明らかに変わると思いますよ!
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