みんなが憧れるワーホリ。
ワーホリは新しい文化に触れたり、言語を学んだり、自分を見つめ直す絶好のチャンスです。
しかし、一部の方から「ワーホリをすると人生終わるよ….」「キャリアを捨ててまで行く意味ってあるの?」などと冷ややかな言葉をかけられたり、心配されることもあるかもしれません。
もしくは、そういった情報をSNSやネットで耳にしたり、目にしたりして不安になる人もいるかと思います。
このように言われる大きな理由としては、ワーホリから帰国後に再就職できなかったり、何度もワーホリを繰り返す放浪者やフリーターになってしまう人が多くいることなど、キャリアに関連することが挙げられます。
実際、こういった背景を把握せずに無計画にワーホリをしてしまうと、、
あれ?人生終わっちゃったかも…..
このような状態になってしまう恐れもあるのも事実です。
本記事では、このような状態に陥らないためにワーホリをフル活用して、ワーホリ後も充実した人生を送るための秘訣を紹介していきます。
ワーホリが人生の終わりじゃなく、新しいスタートラインに立つための一歩にする手段に変えてきましょう!
✔️本記事をおすすめする人
・ワーホリ後のキャリアに悩みを抱えている人
・実際に「人生終わった」とまさにこの状態に陥っている人
ワーホリで人生終わったと言われる理由
ワーキングホリデーは基本的に1年間有効のビザです。
社会人の方がワーホリに挑戦するのであれば、日本の風習などから考えて、休職して渡航する人は少なく、ほとんどの人が会社を退職して渡航すると思います。
そのため、一度キャリアに区切りをつけて挑戦するということでもあるので、ワーホリから帰国してから「人生、どん底…?やばい….?」って感じる人は意外と多いんです。
その原因は以下のようなものがあります。
- ワーホリ=遊びとみなされ、キャリアに空白ができてしまう。
- 思ったようなキャリア形成ができない、再就職が難しい
- 貯金が尽きてしまう など
つまり、ワーホリ後に安定したキャリアを形成するのが難しいという恐れから、「ワーホリに行くと人生が終わってしまう。」と結論付けている人がいるようです。
確かに、一度勤めていた会社を辞めてワーホリに行くということは、キャリアに空白ができてしまうのも事実。
ワーホリはキャリアアップに繋がると言われていますが、それは自分次第の問題であり、本来のこの制度は、あくまでも休暇を楽しみ、その期間の滞在資金を補填するために働いてもいいよというもの。
名前にホリデー(休暇)とついている通りです。
しかし、近年のワーホリは円安に影響もあり”出稼ぎワーホリ”といって、現地で働いてお金を稼ぐためのツールとして利用する人も多いので、本来のワーホリの目的からどんどんとズレており、帰国後にワーホリ経験を何も活かせないという状態に陥ってしまうことは否定できません。
では、どうすれば「ワーホリ 人生 終わった」という状態を回避して、帰国後のキャリアアップにつなげることができるのかを考えていきましょう!
「ワーホリで人生終わった」を回避するためにやるべきこと
ワーホリに挑戦する目的や理由は人それぞれです。
「キャリアに活かすため」「語学習得のため」「現地就職や移住をするため」「ただ経験してみたい」「海外に住んでみたい、働いてみたい」「自分探し」「出稼ぎ」など明確な目的目標を持った方からそうでない人まで様々な人がいます。
ただ、少なくともこのワーホリを通して「人生を変えたい」「キャリアに活かしたい」という思いがあるのであれば、いくつか抑えておくべきポイントがあります。
これを怠ると、「ワーホリ=ホリデー」、ただ海外で遊んでるだけと言われても否定できません。
そのポイントとは以下の4点です。
- 目的目標を決める
- 英語習得はマスト
- 貯金をしっかりする
- いろんなことに挑戦する
それぞれ解説していきます!
1.目的目標を決める
ワーホリを通して少しでも「人生を変えたい」「キャリアアップに繋げたい」などの想いがあるなら、目的目標設計をすることは絶対に必要です。
例えば、現地で移住することが最終目標だった場合、資金や英語力、対象の業種など様々な条件があると思います。
これを調べず、計画なしで渡航し、「なんとかなるっしょ!」という訳にはいきませんよね。
特に移住やビザ関連はたった1日やたった1度のミスで申請が降りなかったなんてことはよくある話です。
キャリアアップに繋げたい場合も同じです。
外資系企業に就職したいのなら、TOEICやIELTSの高スコアが応募条件に入っている企業も多いので、英語学習の目標が必要になりますし、その他の企業でも狙っている会社があるなら、その会社にとって活かせる経験が積めるプランを考えるべきです。
他にも貯金を作りたいなら、いくら貯めたいのか?そのためには月いくら稼がないといけないのか?それだけ稼げる仕事は何か?などを考えないといけないですよね。
こんな風に考えなければいけないことはたくさんあるはずです。
『自分探し』みたいな大雑把な目的でのワーホリの場合でも、どういった自分、人生を目指したいのか明確でなくてもある程度は思い浮かぶはずです。
「とにかく稼ぎたい」「ストレスなく自由がいい」「友達がたくさん欲しい」など
こういったものがあれば、あとは逆算して大まかでも目的目標を作ることはできるので、渡航前にしっかり考えて、あとは実際に行動しながら軌道修正をしていけばいいだけです。
つまり、行き当たりばったりの完全ノープランはやめろということです。
よくSNSや著名人などが「行き当たりばったりでも〜」「何も考えなくても〜」と話している人は多いですが、これらは結果論であり、何も考えていないように見えて、実際は行動しながら軌道修正していったパターンがオチです。
少なくとも本当に脳死していたら、そんな言葉出てきませんからね。
目的目標設計は、少なくとも人生を変えるため、豊かにする上では必要なことです。
2.英語習得はマスト
ワーホリで海外に行くということは、ほとんどの場合英語は必須の課題になるはず。
逆に「英語なんて勉強する気なんてないよ」という方は、おそらく別にワーホリでなくても、海外旅行とかでいいんじゃないのかなと思うほどです。
ぶっちゃけた話、海外で生活をするだけなら英語力がなくても十分可能で、それがワーホリ協定国になると他国よりもさらにハードルが下がります。
そのため、ワーホリ渡航前から渡航後まで、自ら英語学習に取り組める環境づくりを作ることは必須だと思います。
少なくとも「英語習得」ができれば1つの武器になります。
これは別に英語を活かせる仕事や海外移住や現地採用をするつもりがなくても英語力は武器になります。
例えば、過去の記事で英語習得をすれば収入が上がるとお伝えしたように、英語がペラペラでなくても読解ができるだけで、日本語だけ理解できる人に比べて触れられる情報量が何十倍にも上がるので、それだけお金を稼ぐチャンスも増えます。
また、交流できる人間関係も増えるので、間違いなく人生が豊かになるはずです。
「英語はマスト」この考えは持っておいた方がいいと思います。
3.貯金をしっかりする
次に渡航前と渡航後、どちらでもしっかり貯金をしておくことが大事です。
特に渡航前はしっかりと貯金をしておくべき。
ワーホリ中は予想外の出費も多いので、貯金に余裕がないと精神的にもキツイです。
「お金は心の余裕」って本当にその通りだと思います。
実際、お金がないと人間ってびっくりするほど視野が狭くなって、どんなに明確な目標があっても、「とりあえず早く稼げる場所があるなら、なんでもいいや」って目的目標を失う人を今まで何人も見てきました。
逆にこれは帰国後も同じでして、ワーホリでお金使い果たして帰国すると、「とりあえず就活」が先導して、納得できる企業や仕事スタイルが実現できなくなります。
そのため、少しでも心に余裕を持って挑戦できるように、出発前から貯金はコツコツと作り、渡航後も帰国後まで考えてお金を管理するようにしていきましょう!
4.いろんなことに挑戦する
全員に共通することですが、ワーホリ中は恐れずになんでも挑戦していきましょう。
例えば、いろんな人と交流してみるとか、今まで経験したことない仕事をしてみるとか、副業を始めてみる、SNSで情報発信してみるとか、挙げればキリないほど出てくるはず。
いろんな挑戦や体験、また異文化や人との交流をきっかけに、自分の人生の道筋が見えてくることもあると思います。
特に「自分探し」が目的でワーホリにきた方には一番力を入れて取り組んでほしいことです!
さらにいうと、帰国後に鮮明に思い出を振り返ることができるぐらい充実した日々を過ごすことが大事です。
ちょっと偏っている可能性もありますが、僕の考えを少しシェアします。
Q.あなたは先月はどんなことをして、どんな学びを得て、どう成長しましたか?
皆さんはこの質問に対して、具体的に答えられますか?
具体的に答えられないということは、ただなんとなく生きているということでもあり、少なくとも成長した点が少ないと言えると思います。
要はこの「なんとなく過ごす」を無くそうぜ!ってこと。
ワーホリって1年しかない訳で、少しでも人生を変えたいなら、何か得るための期間にするために、毎日を全力で生きた方が絶対いいはずです。もちろん、楽しむことも忘れずにだけど。
You Only Live Once!(人生は一度きり)
挑戦してこそ人生!失敗してこそ、成長してこその人生!
人生の少しの期間ぐらい死ぬほど努力しても死にやしない。泡吹くぐらいやってみる。
そんな経験をしている奴こそ、おもろくて魅力的やろ!
そうでないと人生面白くない。
こんな考えで挑戦すればいいかなっていつも僕は思っています。
たった4つの紹介でも、これらを実行すれば、帰国後も「ワーホリでこんなことを学んだ」「こんなに成長したよ」と胸を張って話せるエピソードがたくさん作れそうじゃないですか?
簡単なことではありませんが、ワーホリをただの長期休暇じゃなく、自分の未来を豊かにする貴重な時間として使うのであれば、なんとなく過ごすに日常を辞め、意味にある充実した日々に切り替えることが大事です。
そうすれば、帰国してから「ワーホリで人生終わった…」なんて思うことは、きっと少なくなるはずです。
ワーホリ後の4つのキャリアプランとその対策について
ワーホリ帰国後のプランって大きく分けると4つになると思います。
- 海外移住や現地就職
- 帰国後に再就職する
- フリーランス、個人事業主で活動する
- フリーター
それぞれ解説していきます。
1.海外移住や現地就職
ワーホリを通してそのまま現地に移住したり、現地就職をする人も一定数います。
初めから計画していた人や途中からプラン変更をする方まで様々ですが、移住や現地採用にはある程度条件が定められているので、検討している方は事前にその条件やビザの延長できる条件などを調べておくといいでしょう。
2.帰国後に再就職する
これが最も多い手段だと思います。
1.一般企業 2.外資企業 3.海外拠点の企業 など
このように様々な企業がありますが、当然、英語力がある方が選択肢は大きく広がります。
例えば、海外拠点の企業や外資企業に就職を希望の場合は、TOEICやIELTSのスコアが応募や選考条件に必要なことが多いので、こういった企業を狙う場合はワーホリ期間中から英語学習に熱心に取り組んでおくといいでしょう。
なお、就職活動をする際は、一般企業でも外資や海外拠点の企業でも転職エージェントを活用するのがおすすめです。
転職エージェントの中には、紹介料目当てでブラック企業を紹介する悪徳エージェントもおり、特に聞いたこともない中小企業ですと、利用者よりも自社の利益重視のところもチラホラと。。
失敗したくないなら、やはりコンプライアンスのしっかりしている以下のような大企業の転職エージェントが安心です。
・リクルートエージェント ・doda
担当者が合わないと感じたら、別の担当に変えることもできます。
また各社グローバル企業を取り扱っており、それぞれ名前がdodaグローバルとRGFプロフェッショナルリクルートメントジャパン に別れているので外資・グローバル希望へ就職希望の方は利用してみるといいでしょう。
なお、飲食業界など特定の業界については、大手の場合、広告掲載費の問題もあって求人数が少ないなど弱いこともあるので、数社で比較してみると自分の希望にあった求人が見つかる可能性が高いです。»飲食業界なら飲食の転職が非公開求人数も多くておすすめ。
3.フリーランス、個人事業主で活動する
ワーホリに挑戦する人の特性上、「挑戦したい」「成長したい」などの向上心が高い人や「自由がいい」「いろんな国に住みたい」などノマド思考の方が多いこともあって、帰国後にフリーランスとして活動する人は多いです。
最近ですと、SNS運用やデザイン、イラストレーター、AI関連など、初心者でも簡単に副業から始めることができるものが多いので、ワーホリ中に副業に挑戦するのはおすすめです。
実際、ワーホリ中に始めた副業がきっかけでフリーランスになる人もチラホラいます。
また、副業のスキルとその実績は、キャリアアップにもかなり有利になるので取り組んでおいて損はしないでしょう。
4.フリーター
一定数は帰国後にフリーターになってしまう人がいます。
これが自らの意思なら良しですが、フリーターにならざる負えない状況になってしまうのは、避けたいですよね。
実際、国を変えてワーホリを継続する方もおられますが、ほとんどの国は30歳までですし、年齢を重ねるにつれて再就職は難しくなってしまうもの。
これを避けるためには、冒頭でお伝えした目的目標をしっかり決めて、ワーホリに挑みましょう!
【超重要!】本当にワーホリで人生が終わった実例!
上記で紹介したポイントを踏まえて、明確なプランを立て、いろんな挑戦をしていても人生が終わる可能性があります。
それは以下のX(旧Twitter)のポストをご覧ください。
せん妄のコンサルで整形外科に行ったら日本語の通訳者がいた。
看護師に聞いたらワーホリできて酔った勢いでプールに飛び込み脊髄骨折。保険切れてて無し。日本へのメディカルフライト数千万円。
みんな保険入ってね。プールの底低いから飛び込まないでね。ここ半年で2人見てきた。お酒注意。
*脚色済— Hiro🇦🇺看護師 (@Doublesausages) February 22, 2024
看護師に聞いたらワーホリできて酔った勢いでプールに飛び込み脊髄骨折。保険切れてて無し。日本へのメディカルフライト数千万円。
みんな保険入ってね。プールの底低いから飛び込まないでね。ここ半年で2人見てきた。お酒注意。*脚色済
— Hiro🇦🇺看護師 (@Doublesausages) February 22, 2024
せっかくワーホリに挑戦し、楽しんでいてもハメを外しすぎて人生を無駄にするのは残酷です。
例え、体が無事でも海外旅行保険の未加入、期限切れによって、多額の医療費等で借金地獄にはまってしまうのは、まさに「人生 終わった」としか言えない状況ですよね。
幸いなことに、お金は賛否は除けば、クラウドファンディングでなんとか集めることができたりと方法はたくさんありますが….なんとも言えませんよね。
こういった事例から学べることは2点。
- ハメを外しすぎないこと
- 保険に加入は必須である
特に最近は海外旅行保険はクレカだけでOK!みたいな発信が目立つことが多いですが、こういったポストを見れば、しっかりとした保険加入の必要性を実感できるのではないでしょうか。
実際、保険は「もしも」の時に役立つものの訳で、特に海外旅行と違って留学やワーホリは長期な上、現地で生活や仕事をしたりと事故のリスクは格段に上がるので、保険の加入は必須です。
無保険はおろか、クレカ付帯の保険以外にもしっかり保険に加入しておく必要があります。
保険に加入しない方のほとんどが、節約の為と考えていると思いますが、色々調べると保証も手厚く安い保険はたくさんあります。
しっかりとした会社で保険内容もしっかりしていれば、別に日本の会社に拘らなくてもOKなんです。
節約のために無保険、クレカのみはというのは絶対にやめましょう!
以下のおすすめの海外旅行保険をご紹介しますので、気になる方はご覧ください!
結論、人生は終わらない
さて、ここまでの話を聞いて、どう思いますか?
「ワーホリは人生終わるぞ」なんて囁かれても、今回紹介した対策をしっかり実行すれば、人生が終わるどころか、新しい扉が開くと思いませんか?
それでも不安の方は、この質問を自分に投げかけてみてください。
ワーホリをしないで後悔する人生とワーホリをして後悔する人生どちらを選ぶか?
前者は何もせず後悔し続けます。後者は自分次第で後悔することはなく、むしろ最高のきっかけにすることができます。
人生一度きり、最後に判断するのはいつも自分ですが、特に、ワーホリに挑戦する方の多くは20代のはず。
20代なんて挑戦してなんぼじゃないですか?
このぐらいの気持ちで踏み出すべきです!
帰国後の人生は、ワーホリ期間の経験が充実しているほど、豊かで面白いものになる。
だから、ワーホリ中にできるだけ多くのことに挑戦して、貴重な経験をたくさん積んでください。
そして、帰国後もその経験を活かして、どんどん前に進んでいきましょう。
人生は終わらない。
むしろ、ワーホリは新たな人生の始まりに過ぎません。
恐れずに挑戦して、自分の可能性を最大限に引き出しにいきましょう!
最後にあなたはワーホリに挑戦しますか?
YES / No
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