会社を辞めてワーホリに行こうと思うけど大丈夫かな?
ワーホリって実際に稼げるの?キャリアに活かせる?
本日はこんな疑問や不安についてお答えします!
✔️本記事の内容
・出稼ぎワーホリの現実 ・お金と英語力の問題 ・帰国後のキャリア ・ワーホリに行く心構えと準備
これらについて詳しく知ることができます。
はじめにお伝えしておきますが、ワーホリは危険です。
あなたの人生を大きく左右する決断になると思います。
今テレビのニュースなどで何かと話題の出稼ぎワーホリ。
特にオーストラリアやニュージーランド、カナダなどが人気で、円安の影響もありその最低賃金は日本の2倍以上と多くの日本人が今、海外へ出稼ぎに出ている状況です。
SNSでもよく海外の時給の高さが話題となりバズっているイメージがありますが、その発信と現実にはギャップが存在します。
実際、1年前のワーホリ関連のニュースと現在のニュースには大きな差があります。
・2023年
・2024年
ニュースの見出しからもわかる通り、舐めてかかると、危険です。
本記事では、ワーホリに対して不安を煽るつもりは一切ありません。
ワーホリに行く前に知っておくべき、ワーホリの現実を包み隠さずにお話し、ワーホリをより良いものにするための対策や準備について徹底解説していきます!
一緒に最高のワーホリにするための対策や準備について考えていきましょう!
出稼ぎワーホリの現実とは?
皆さんは今話題となっている出稼ぎワーホリにどんなイメージを持っていますか。
多くの方がメディアやSNSで発信しているように『お金が稼げて英語も学べる』みたいなイメージを持っているのではないでしょうか?
これは間違ってはいないのですが、正しくもないと言えるのが事実。このイメージのまま行くと大変危険です。
その理由をこれから1つ1つ解説していきます。
✔️本当にお金が稼げるの?
最初に結論を言わせていただくと『お金持ち』にはなれません。
メディアが発信しているように最低賃金が日本の2倍以上なので、月収50万以上はお金が稼げたり、仕事の掛け持ちやスキルなどがあれば月収100万以上稼いでいる方もいます。
一見「めっちゃ稼げるじゃん」って思ったかもしれませんが、これは日本から見ての話であって現地ではこの収入が普通なんです。
賃金が高いということはその分物価も日本より高いので、生活水準が上がる訳ではありません。
既にワーホリや留学で渡航している方なら自分自身が一番感じていることだと思います。
家賃や食費などの生活費、休日の娯楽費など思っている以上に『節約生活』をしなければお金を貯めることができないのが現実です。
そもそも『出稼ぎ』って、節約をして現地で貯めたお金を日本円に変換することを前提としている話です。なのでその国内では、ただバイトしているフリーターの収入と何ら変わりはありません。
言ってしまえば日本の工場に出稼ぎに来ているベトナム人などと同じような感覚なので、現地で稼いで節約し、貯金をして母国に帰国して、やっと「稼いだ」と言えるんです。
ただ、海外には日本と違って『横並び』の文化がないので、スキルさえあれば日本の数倍稼げる方もいます。
例えば以下で紹介する職種の方は同じ仕事内容でも日本の数倍稼いでいます。
・看護師 ・寿司職人などの職人 ・資格などを生かした職種 ・プログラマー etc...
なので、スキルがある方にとってはめちゃくちゃいい環境だと思います。
✔️本当に英語力は身に付くの?
英語力に関しては、その人の現地での生活スタイルや仕事内容、意識面によって大きく変わります。
例えば、仕事環境であればBARやカフェなどの接客業で仕事をしている方は英語が生活の一部になっているので、嫌でも英語力が上がると思います。
逆に日本人しかいない日本食レストランやコミュニケーションが少ない工場やファームで仕事をしていると自分から積極的に英語を話す機会を作りにいかないと英語力は伸びないです。
間違いなく言えるのは、ただ生活しているだけでは絶対に英語力は身につきません。それはワーホリ程度であれば英語が話せなくても問題なく暮らせるからです。
結論、英語力は自分次第と言えるでしょう。
実際、「出稼ぎ」がメインとなっている日本人は、ほとんど英語が上達しないまま帰国している人が多いそうです。
✔️メディアやSNS時代が作り出した現実とのギャップ
これからオーストラリアやカナダなど日本より賃金の高い国へワーホリを検討している方はSNSを通して情報取集している人は多いと思います。
現代はGoogleで検索する事と同じようにSNSが情報収集ツールとして使われています。
SNSでの情報収集のメリットはGoogleよりもリアルタイムな情報を入手することができる面もあると思いますが、そこには現実世界とのギャップがあります。
例えば、『出稼ぎワーホリ』でいうと、多くの方が「月収50万以上」「毎月貯金〇〇万円」などをキャッチフレーズに使ったり、ワーホリ期間中に色々な場所に旅行に行ったり、おしゃれなカフェに居たりなど『充実した海外生活』を発信している人は多いと思います。
しかし、実際にワーホリに行っている僕の知人や現地の方に聞くと、その発信内容と現実にはギャップしかないと言われています。一例を下記の表で紹介します。
発信内容 | 現実 | ||||
月収100万円 | バイト2、3個掛け持ちの週1休み & 節約生活 | ||||
貯金〇〇万円 | 超節約生活で貯金している or めっちゃ待遇のいい仕事をしている |
||||
労働時間少なくて給料がいい | あくまで日本から見ての話で現地では貧困層 | ||||
旅行やおしゃれな充実した海外生活 | 貯金を切り崩していたり、親の仕送り |
もちろん全ての発信がこのような状況とは言いませんが、ほとんどの方がとても充実した海外生活のように見えて現実では貯金を切り崩している日々や肉体労働などの過酷な労働環境だったり、バイトの掛け持ち、節約生活をして貯金を作っている人が多いのが事実です。
SNSには『バズり』や『周囲の評価』『見せ方』などを気にして、このような虚像を生み出してしまうデメリットもあります。
なのでこれらの情報を鵜呑みにしてワーホリに行ってしまうと、思っていたワーホリ生活を送れない可能性があります。
そして、何より恐ろしいのがこのワーホリ期間を終えた帰国後の現実です。
追記(2024年7月24日)
最近では、「仕事がない」「稼げない」というネタもSNSで回っていたり、「ワーホリは稼げる」「貯金できる」など情報が両極端になっている印象です。
同じワーホリ勢でも、「行動力」や「英語力」などによって、仕事に大きな差が出ているのかもしれないです。
ワーホリから帰国後の『悲しい現実』
ワーキングホリデーのVISAは、簡単に伝えると犯罪以外ならなんでもできるVISAですよね!
期間内なら働いてもいいし、旅行をしてもいいし、家を借りて住んでもいいし、学校にもいけます。
なんでもできるからこそ、この期間の過ごし方で大きく人生が左右されるものでもあります。
ここでは、ワーホリから帰国後に多くの日本人が直面する悲しい現実についてお話しします。
✔️帰国後に残ったのは貯金だけ、もしくはそれすらない場合も!
『出稼ぎワーホリ』というぐらいですから、ワーホリ期間中はバイトを2、3個掛け持ちをして休みなく働きつづけ、節約をしてひたすら貯金をするという方もいます。
毎日働かなくてもワークライフバランスを保ちながら、日本にいるよりはプライベートと仕事を充実させ貯金をする人もいるでしょう。
その貯金で自分のやりたいことや起業などを考えている方はとても素晴らしいと思います。
しかし、中には目的もなくただ貯金だけを頑張っている人もいます。ただ貯金が作れただけでは、帰国後は何も武器がないフリーターになってしまうのです。
もちろん貯金は大事です。
貯金があることで心にゆとりができたり、少し贅沢ができたりするかもしれませんが、その貯金は老後まで支えてくれる額ではありませんよね。
会社を退職したり、新卒など安定を捨ててきた結果、残っているのは貯金だけなんてすごく残酷なことですし、現地の物価高で貯金すらないなんてこともありえます。
ワーホリに行く決断がワーホリ期間終了後に後悔へと変わってしまう方も現実問題でいるのです。
✔️キャリアに何も活かせない
結論、ワーホリに行ったという経験だけではキャリアに生かすことはできません。
だって、ワーホリってあくまでホリデーなので。。。
基本的にワーホリ経験を生かすなら英語力を生かせる業界や仕事になってくるはずです。
よく日本人の多くが『英語が上達したらなんとかなる』という方がいますが、基本キャリアで英語を生かす為にはTOEICなどの数字・結果もしくは実務経験が求められます。
「日常英会話が話せるようになった」や飲食店やファームでのバイトの経験は、ワーホリに行くなら当たり前のことであって何もキャリアにキャリアに活かすことは出来ません。
そうなるとあなたはただワーキングホリデーVISAを利用して、わざわざ海外にフリーターになるために渡航したということになってしまいます。
その結果帰国後は元の会社に戻ったり、フリーターをしたり、別の国でワーホリを繰り返したりする放浪人になってしまいます。
これは大袈裟にお伝えしているわけではなく紛れもない現実です。
そもそもスキルや知識を身につけ自分の市場価値を上げない限り、生活水準など現実が変わることはありません。
ただの『出稼ぎ』で終わらないためには?
ここでこの記事を終えるとただ不安を煽るだけの記事になってしまいますので、最後にワーホリをより良いものにするための対策や準備についてお話します。
渡航前からしっかりと準備しておくことがとても重要になってきますので、ぜひ最後まで読んでいただき実際に行動してみてください。
①目的・目標を渡航前に決めておこう!
『後悔のしないワーキングホリデー』にする為には、必ず渡航前に目的と目標を明確に決めておきましょう!ポイントは、短期、中期、長期的な目標計画を立てることです!
・短期→渡航後の家探しや仕事探しなど短な目標 ・中期→半年後の自分のスキルや環境(英語力など) ・長期→ワーホリで何を得るのか?どうなりたいのか?
そしてあなたがワーホリを活かして辿り着きたい最終ゴールはどこですか?
・ワーホリの経験を生かしてキャリアアップ(外資系企業やエアライン、海外就職) ・現地就職 ・永住権を取る ・英語がペラペラになる etc...
人それぞれあると思いますがこれらが決まれば必然的に現地での行動が決まります。
例えば、永住権を取りたいのであれば、その条件を満たすための行動をしなければいけませんし、
外資系企業などに就職してキャリアアップしたいのであれば、どれだけの英語力が必要なのか、現地でどんな経験が活かせるのかなど渡航前から行動が変わるはず。
目的・目標は細かくて明確であればあるほど良いです。
自分で考えるのは『難しいよ』という方は、留学エージェントの無料個別相談を利用して見るのもありです。
留学やワーホリのプロが資料をもとに説明&相談に乗ってくれるので、悩みや不安が解消されるかもしれません。
相談する場合は、信頼度の高いJAOS認定留学カウンセラーがいる留学情報館かスクールウィズがおすすめです!
利用するかしないかは相談した後でも決めることが可能なので、不安な方はまずは相談してみるといいでしょう!
各社留学エージェントに関して詳しく知りたい方は、下記のページよりご覧ください。
②渡航前に英語学習をしておく⬅︎短期留学もあり
当たり前ですが充実したワーホリにする為には英語力は必須です。
日常英会話ぐらいは習得しておくことで渡航後の仕事や生活、コミュニケーションなど全ての質が上がります。
英語力に自信のない方は、語学系インフルエンサーのKazu Languagesさんの『』を読んでみると、語学学習へのモチベーションが上がるだけでなく、自分に合った学習法が見つかると思いますよ!
書籍レビューも書きましたので、気になる方は下記の記事よりご覧ください。
またワーホリに行く予定が1年以上先で現在仕事をしている方は、国の制度を利用して、英語学習や留学などにいき、万全な準備をするのもありかなと思いますのでよかったら参考にしてみてください。
③スキル磨こう!⬅︎個人で稼げるようになる
ワーキングホリデーは日本で会社員として働いていた時より時間が確保できるはずです。
その空いた時間を遊びに使うのか?バイトを入れるのか?もしくは自己投資の時間に使うのかでワーホリの質が大きく変わり、その後の将来へも大きく影響します。
知識やスキルがない人は常に『Time is Money』と言って、自分の人生という大事な時間を削ってお金を生み出すことしか出来ません。
逆にスキルや知識がある人は時間ではなく、結果や知識でお金を作ることができるようになります。
学ぶスキルなんて何でもいいです。まずは自分の興味のあるものを選んで実際に行動するべきです。
例えば、ワーホリ中に英語学習をすると思いますが、極めることができれば自身のキャリアに活かせますし、自分のビジネスを持つことも可能です。
また、英語学習やワーホリ生活をブログなどで発信すればライティングやWEB関連の知識やスキルを身につけることができ、お金を稼げるかもしれません。
そのスキルが認められて、帰国後の転職活動に行きてくることもあります!
とにかく「やってみる」この精神がとても重要です。
当サイトではワーホリ者におすすめのビジネス情報なども発信していますのでぜひ参考にしてみてください。
最後に!
いかがでしたか?
SNSで発信されている出稼ぎワーホリは、全てが真実というわけではないです。
現実を知るとワーホリに行きたくなくなった方もいるかもしれませんが、別に悪いことばかりではありません。
日本は特に島国ですから、実際にワーホリビザを利用して海外に住み、働き、異文化と交流するだけでも価値観や考え方が変わりますし、何より一人の人間として大きく成長できます。
大事なことは渡航前にしっかりと目的・目標を立て、渡航後にしっかりと行動、努力することでワーホリを意味のあるものに帰ることができます。
冷静に考えてみればわかる話ですが、働く国を変えただけで時間もお金も手にできるのであれば誰でも海外に行きますよね。(笑)
現状を変えたければ自分が変わるしかありません。
その為にもページを閉じたら手を動かしましょう。
あえてきつい言い方をしますが、行動に繋がらない情報収益はただの暇つぶしです。
あとは行動するだけですので、ぜひ一歩踏み出しみてください。
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